« 共和国記念日と大統領選挙 | トップページ | 名護市長選挙と辺野古 »

2014年1月22日 (水)

レンツィ民主党(PD)党首

昨年12月に行われた与党イタリア民主党(PD)の党首選で圧勝したマッテーオ・レンツィ(39才、党首選時点では38才)は、年明け早々に「ジョブズ・アクト」と呼ばれる失業対策提案と、3パターンの選挙法改革提案とを相次いで発表した。

「ジョブズ・アクト」については、日経新聞に記事が出ている。なぜわざわざ英語のネーミングにしたのかはよくわからず批判されたりもしているが、内容は特に奇をてらったものではなく、日本よりも厳しい労働契約の緩和による労働市場開放と失業給付制度の刷新を求めている。

選挙法については、年明け早々に、各政党宛のレターを公開し、現行制度の改革も含む3パターンの改革案を提示して、他政党とのオープンな議論を呼びかけていた。その結果、年末に上下両院で議員資格を剥奪されて議員を辞職したベルルスコーニ元首相がレンツィとの会談に応じ、選挙改革を行うことに同意した。

ベルルスコーニ元首相は、議員辞職とともに与党「自由国民」から離脱し、元々「自由国民」の母体であった「フォルツァ・イタリア」を再建して政治への復帰を画策していた。そのため、レンツィと同じ民主のレッタ首相や、ベルルスコーニと袂を分かって新政党「新中道右派」を結成して政権にとどまったアルファノ副首相などから、単に政局に利用されただけだと批判が出ているようだ。

挑発的な言動で、ときには自党の大臣や幹部をも痛烈に批判するレンツィ民主党党首の人気は今のところ高いが、その反面、民主党内部も含む様々なところからの批判が絶えない。いずれにしても、しばらくはレンツィがイタリア政局の中心となりそうだ。

|

« 共和国記念日と大統領選挙 | トップページ | 名護市長選挙と辺野古 »

イタリア事情」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: レンツィ民主党(PD)党首:

« 共和国記念日と大統領選挙 | トップページ | 名護市長選挙と辺野古 »